9月17日は大助の28歳の誕生日でした。
私は・・・その日、秩父に向かいました。

心を無にしたくて、ひとり巡礼地をめぐっていました。
大助の机の上にあったツーリングマップを持って・・・・
たまたま
行き違ってしまい順不同となった札所をお参りした本堂の横の軒下に
子育て観音像がありました。
ぐるりと回り、見上げたり観音様の横顔に近づいたり離れたりして
ほのぼのとした緩やかな時の流れの中に私自身が包まれたような・・・
お乳を赤ちゃんに含ませる眼差しはゆったりとした慈母の暖かさを
醸していました。

両の腕に抱きしめた小さな大助を思い出しました。
離れがたくいましたが振り返りながら納経所に向かいました。
そこで、観音像を模した絵(お姿)があって、手にした時
ふと・・・・
大助が姉と慕った女性ライダーさんが双子ちゃんを出産間近であったのを
思い出しました。
無事双子ちゃんが生まれ元気に育ちますよう子育て観音像のお姿に
日付を入れ祈願しました。
そして、
夕方6時近くに家に帰ると・・・主人が・・・
「14時19分に無事生まれた・・・と電話があったぞ」と言うのです。
私は・・・思わず「不思議・・・・」「不思議」と繰り返すばかりでした。

順不同になってお参りした子育て観音像がある四番札所の納経所で
9月17日の日付を書き込み観音様に願っていた時は
双子ちゃんが生まれた時間だったようです。
車に戻って走り出す前に見た時刻が14時35分でしたので
車に戻る時間や納経所の方とお話していた時間を逆算してみると・・・・
ピッタリ。

ただただ不思議と叫ぶ私を、
主人は・・・それこそ不思議がって頭をかしげていましたっけ、
観音様に願っていた私の思いが通じたような
大助が姉のように慕っていた女性ライダーさんに授かったふたつの命
大助の28回目の誕生日に無事誕生しました。

                    2004年9月17日


命の連鎖