母[大型二輪練習所に入所する]
平成6年5月22日(土)入所
ナナハンのシートは高く、不安から体が余計に硬くなる
車重はハンパじゃない。
右側に倒したバイクを起こすなんて・・・
車体はビクともしない
センスタ立ては私の体重の負荷を掛けて上げようとしても
スタンドは立ち上がってくれない。
(センスタ掛けは不可ながら)取り回しの認印をいただき
走行練習に入ることは出来た。

ナナハンはすべてが大きい、ウインカー操作するにしても
ハンドルグリップを握る手がスイッチに届きにくい
誰か言っていた
限定解除なんて無理(出来っこない)
大型二輪車に乗るなんて無謀
確かに・・・
身長155センチ足らずの私にナナハンは
体に余る代物

難関が幾重も待ち受ける事に取り組むのって
ワクワクする。練習所通いは充実感もある。
日ごろ乗る250CCのバイクを軽やかに
扱えるようになることが目標
バイクに乗る、走らせる、運転技術を高める。
取り回しに慣れる。バイクを安全に乗り続ける為に
必要なこと
限定解除の試験を受けるなど先の先の話である。

5/25
境野練習所でUターン。
8の字右周りのみ繰り返しやってみる。
一本橋7秒で通過してしまう。
現時点ではUターンが第一の関門である。

5/28
PM3:00、教習2時間目からUターンをやってみる。
クラッチレバーが固くて、半クラッチが大変・・・・
大回りだけど。なんとかUターンが出来た。

8/20
9時間乗ってUターンが何とか出来るようになった。
やっと、車体の大きさに慣れてきたようだ。
7時間目でロー(1速)でアイドリング走行を体験して
意外に、低速安定走行が可能なことを知る。
半クラッチ操作に気を使う必要がなかったことに気付く。
クランクに入る時、極端な狭さを感じ
パイロン接触ばかりに目が行く
他の人は、スムーズに楽に走行しているのに
力まず、ハンドルを無理に曲げようとせず
バイクの成るがまま
アイドリング走行、片手運転を体験して、
半クラッチ使いを多用せずも
トルクの太さが低速安定走行を可能にしている
乗りやすさを実感して、ナナハンを操る楽しさを知った。
Uターン・・・もう少し頑張ろう。まだ怖さがある・・・・
8月8日 
大助に補佐してもらいセンスタ立てを試みる
1回出来た。
試験に臨むのは、まだまだ先のことだけど・・・
出口の無いトンネルから、
先の先にちっちゃな明かりが見えたような
気がする。

1995年1月7日
走行練習のあとW吉田さん、二人に
センスタ立てを指導していただく
やっぱり出来ない・・・なぜ・・・
CB1000の吉田さんが、
繰り返しセンスタを立て、その動作を見せてくれた。
軽々繰り返す。

さぁートライ
右腕はバンパーに添えるだけ
右足の踏み込みに集中する
ゆっくり・・やってみる。 アレッ出来た・・・軽く!!
このベストな状態で
いつでもセンスタを立てられるようイメージしよう。

3月に事前審査を2度受け、やっと実技試験のコースに
立てた。

1995年7月4日
限定解除合格 試験8回目のことだった。

大助に報告することが出来た。

                   
教習カードの日を追う
1995年4月22日前夜

それからの日々・・・・
日付印の奥に封印したものが
溢れ出す。