長い夜間を走り続けるライダーは疲労し・・・遅い夜明けを待つ
ピットクルーはコースに身を乗り出しサインボードを差し出す、
毎回・・毎回・・・駆け抜けるライダーを元気付けるために掲げる。
その腕が痛くても・・・・
ライダー交代・・・ピットインを待ち受ける。
スタート直後、昆走に巻き込まれ転倒大破したゼッケン47車は27分後、
最後尾より16週遅れの再スタートをした。その後、数回の転倒・・・
真夜中のタイヤ交換、そしてコース上でガス欠をしたために
山を駆け登るコースをライダーは・・・
コースをほぼ一周、バイクを押してピットに戻ってきた。
ゼッケン46車は電気系のトラブルでトップスピードが落ちてしまった。
ライダーは4人のチーム編成で、それぞれのバイクのトラブルから遅れた周回数を
自分の走りの中で遅れを取り戻し、30台以上を抜き切った。
ピットクルーの差し出すサインボードを暗闇の中から探し、頷き合う。
気が遠くなるようなタイム計測、一周1分30秒前後を何度と無く確認する。
トップチーム430周、その70%周回数が完走と認められる。