父の涙・・・・



・・・・大助・・・・咽びなく父の姿を見たかい・・・・

父の青春時代を投影する懐かしい歌手のコンサートビデオを
一人見ていた父が嗚咽していた。

蒸し暑い夏の夜半過ぎ

独り言のように父はつぶやく

「歌詞そのものが純粋で大助とダブってしまった。」

「今の俺のように、大助は、
自分の青春時代を懐かしむことが出来ないんだよなぁ・・・・・」

「親の俺が体験していることを・・・・」

「大助だって、50歳を過ぎてJ−WALKやTUBEが青春だった」
なんて言いたかったろう・・・・


[ 過去を振り返ってみると、何でもかんでも早く過ぎ去っている。

未来で、
過去を振り返って”あの頃は若かった”なんて事を言うべきか]

1993年9月1日の大助の日誌に記されていた言葉と
大助の父の思いが交差する。2005年7月30日(土)