伊織君の朝顔を届けに


8月5日(火) 道の駅に停泊した朝、
ピース号の後ろ扉を開くとセローのタイヤ横に置いてあった
白い鉢からのびた緑のツルに

一輪花開いた藍色の花・・・・

伊織君が「おはよう」と言っている。

      

北広島の俊彦君のおウチへ行く朝に咲いた
伊織君の朝顔



先に青森の尚己君のお家に寄らせていただいた8月3日(日)、
岩手山SAに停泊した朝・・・・
夜明け前の空のような花が咲きました。

尚己君のおウチでは
尚母さんと沢山お話をさせていただきました。

おウチから5分ほどの
小学校の校門前の横断歩道をお兄さん達と
渡っていた尚己君は
走ってきた車に撥ねられ
20m先の草むらへ飛ばされました。

夏草の中に・・・・花束が・・・
尚己君の痛みを癒すように供えられていました。

”命の値踏み”をする裁判が悲しく・・・・切なく
辛い

午後3時を過ぎて尚己君のお家から大間港へ向かい
走り出しました。
伊織君の朝顔は・・・・しぼまずに花開いたままピース号を
見送ってくれました。



そして
俊彦君のお家の庭先では
前日まで固い蕾だった大助の秋桜が
精一杯
急ぎ
花開いて
折りたたまれたスジも伸びきらず
花びらは
空に向かって立っていた

その一途さは
大助そのものだと
胸熱くなった

花たちの
メッセージを感じる


花の旅路 停泊地
小樽


野口節子さんからのお手紙

尚己君の本ご紹介